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日本の代表者・鈴木順造被告人,勧誘責任者鈴木ポール武蔵被告人が逃亡犯罪人引渡法にもとづき拘禁され審査請求されたことに関する弁護団声明

2019.02.01

日本の代表者・鈴木順造被告人,勧誘責任者鈴木ポール武蔵被告人が逃亡犯罪人引渡法にもとづき拘禁され審査請求されたことに関する弁護団声明

 

MRI被害対策弁護団

団長 山 口   廣

 

本年1月30日,MRIインターナショナルの日本における代表者・鈴木順造被告人および同人の長男でありMRIの勧誘に主導的役割を果たした鈴木ポール武蔵被告人が,逃亡犯罪人引渡法にもとづき東京高等検察庁により拘禁された。

同日,あわせて,東京高等検察庁は,東京高等裁判所に対し逃亡犯罪人を引き渡すことができる場合に該当するかどうかについての審査請求をした。

これにより東京高等裁判所は今後2か月以内に鈴木順造被告人,鈴木ポール武蔵被告人を米国に引き渡すかどうかの判断をすることになる。

 

本件はすでに2015年7月8日に,米国検察官事務所がネバダ地区連邦地裁に,上記両被告人およびMRIインターナショナル代表者のエドウィン・Y・フジナガを郵便詐欺等で起訴している事案である。

フジナガ被告人はすでに昨年2018年10月29日から11月27日までネバダ地区連邦地裁で陪審員裁判が行われ,11月27日陪審員全員一致で有罪の評決がなされており,本年3月8日には量刑言い渡しが予定されている。

これに対し鈴木順造被告人,鈴木ポール武蔵被告人は,フジナガ被告人と同時に起訴されていたにもかかわらず,日本に居住しているために刑事裁判が開始しないままできた。2015年7月に起訴されてから実に3年半も刑事事件が進行していなかった。

この日米の国境をまたぐ犯罪に対する捜査・公判維持の壁を乗り越えるため,日米の捜査当局は逃亡犯罪人引渡条約および逃亡犯罪人引渡法により,鈴木順造被告人,鈴木ポール武蔵被告人の身柄引渡を実現すべく活動されてきた。1月30日に両被告人の身柄を拘束し,あわせて審査請求をされたのは,非常に重要な成果の一つである。

 

当弁護団は,鈴木順造被告人,鈴木ポール武蔵被告人の身柄引渡にご尽力いただいている日米当局者に対し改めて敬意を表する。

そして日本の当局者,特に日本の東京高等裁判所におかれては,速やかに両被告人を米国に引き渡すことが出来る旨の決定をしていただき,早期に両被告人の米国への引渡を実現していただくよう,切望する。

以 上

 


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