本日,鈴木順造氏らに対する損害賠償訴訟の第1回期日がありました。
東京地裁103号大法廷で行われ,テレビカメラも入り,マスコミの取材もありまし
た。事件発覚後1年以上も経ちますが,まだまだ関心の高さがうかがえます。
依頼者の皆様も90名近い方が席を埋めてくださいました。
期日には弁護団弁護士が出席しましたが,相手方は弁護士全員が欠席し,書面を
通じて答弁を行ったのみでした。
今回の訴訟の被告は順造,啓子,ポール武蔵ですが,それぞれ別の弁護士事務所に依
頼し,別々の主張を展開しています。いずれの被告の答弁も,現時点では請求を認め
ない,という形式的なものですので,本格的な主張のやり取りは第2回期日以降とな
ります。
裁判書面に関する形式的手続の後,山口団長が5分ほど,MRI事件の本質や訴訟の
意義について口頭で意見を述べました。団長は意見陳述において,この巨額な消費者
事件の実態や被害者の窮状を述べた上,鈴木家が被害者から集めた資金で多くの弁護
士を雇って裁判に臨んでいることを批判し,被害救済のために早期の判決を下すよう
裁判所に求めました。
裁判所は訴訟の進行に積極的であり,それぞれの被害者について,個別の勧誘状況を
次回の期日までに明らかにするよう弁護団に求めました。弁護団としては,これら
裁判所の要請に対応する予定です。
その後,場所を日比谷図書文化館に移して弁護団による説明会と被害者団の意見交換
会を開催いたしました。
被害者団は自主的に,期日の前に関係各所への要請とビラまきをしました。被害者団
の初めての自主的活動です。被害者団は横断幕まで作ってアピールしています。
次回期日と弁護団説明会・被害者団意見交換会は,以下のとおり開かれます。ご都合
のつく方は,ぜひ期日の傍聴と説明会にお越し下さい。
■次回第2回期日
日時:平成26年10月27日(月)午前11時~
場所:東京地方裁判所第103号法廷(裁判所で一番大きな法廷です)
■弁護団説明会・被害者団意見交換会
日時:上記期日の終了後
場所:会場未定(当日法廷でお知らせいたします)